リフォームとリノベーションの違いは?|知っておきたいメリット・デメリットを徹底解説

リフォーム・リノベーションの違いは? お役立ち情報

「リフォーム」と「リノベーション」の違いって何だろう…

多くの人が疑問に思っていることです。

【結論】
リフォームとリノベーションの違いは「目的」と「工事規模」

・リフォーム:老朽化した住まいを「新築時に近い状態へ戻す工事」
・リノベーション:間取りや性能を見直し「新築以上の価値を生み出す工事」

この記事でわかること

  • リフォームとリノベーションの明確な違い
  • メリット・デメリット
  • それぞれの費用相場
  • 向き・不向きの判断基準
  • 依頼してはいけない業者の特長

1.リフォームとは?

老朽化した住まいを「元に戻す」工事のこと。

リフォームとは、
経年劣化した住宅の設備や内装を修繕し、新築時に近い状態へ戻す工事を指します。
主に「原状回復」「機能の修繕」の工事です。

(ちなみに、英語の「reform」は「改良・改善」という意味)

リフォームの主な工事内容

  • 壁紙・床の張り替え
  • キッチン・浴室・トイレ・洗面化粧台の交換
  • 屋根、外壁の塗装や補修
  • 給湯器・換気扇の交換

👉 「劣化」「破損」「故障」など、マイナスの状態から元に戻す工事


2.リノベーションとは?

住まいに「新たな価値」を加える工事のこと。

リノベーションは、
既存の住宅の「性能・デザイン・使い勝手など」を向上させる大規模な工事を指します。
主に、「間取り変更」や「耐震性・断熱性の向上」の工事です。

(ちなみに、英語の「renovation」は「刷新・革新・価値の再生」という意味)

リノベーションの主な工事内容

  • 間取りの変更(壁を撤去・LDK化)
  • 全面改修(スケルトンリノベーション)
  • 断熱性能・耐震性能の向上

👉 マイナスの状態からプラスの価値を生み出す工事


3.リフォームとリノベーションの違いを比較

工事の規模・住宅性能の違い

【工事規模の違い】

・リフォーム:部分的・小規模な工事
・リノベーション:住宅全体に及ぶ大規模工事

水まわり(キッチン・浴室・トイレ・洗面化粧台)を取り替えの場合、工事の規模が大きくなりますが、一般的に「リフォーム」に分類されます。

明確な違いは、「工事後の住宅の性能」です。

【住宅性能の違い】

・リフォーム:新築時と同等、またはそれ以下の性能
・リノベーション:新築以上の性能向上も可能

断熱・耐震・省エネ性能を高めたい場合は、リノベーションが適しています。


4.リフォームとリノベーションの費用相場

リフォーム・リノベーションの費用相場のタイトル画像

リフォームの費用相場(目安)

  • キッチン:100〜120万円
  • 浴室:110〜130万円
  • トイレ:20〜25万円
  • 洗面台:15〜20万円
  • 外壁塗装:100〜120万円

👉 もっと費用相場を見る


リノベーションの費用相場(目安)

リノベーションの相場は、あなたの希望やリノベーション会社の提案内容次第で数百万円単位の差が出てしまうので、全体的なリノベーションを検討する際に「これぐらいの費用は必要」という目安になります。

  • マンション:16万~18万円/㎡
  • 戸建て:20万~25万円/㎡
👉「リノベーションは費用相場を知ること」に意味がない!?


5.メリット・デメリットについて

メリット・デメリットのイメージ画像

リフォームのメリット・デメリット

リフォームは、必要な部分だけを修繕・交換する工事のため、比較的短期間・低コストで行えるのが特徴です。

住みながら工事できるケースも多く、生活への影響を抑えやすい一方、間取り変更や住宅性能の大幅な向上には向いていません。

<メリット>

  • 工期が短い
  • 費用が比較的安い
  • 住みながら工事できる場合が多い

<デメリット>

  • 間取りは変えられない
  • 性能向上には限界がある

リノベーションのメリット・デメリット

リノベーションは、間取り変更や住宅性能向上を通じて、住まいをつくり直すのが特徴です。
理想の暮らしを実現しやすい反面、費用や工期がかかり、仮住まいが必要になるケースもあります。

<メリット>

  • 間取り変更が可能
  • 住宅性能を大きく向上できる
  • 中古住宅+リノベでコスト削減できる場合もある

<デメリット>

  • 費用が高額になりやすい
  • 工期が長い
  • 仮住まいが必要なケースが多い

6.どちらを選ぶべき?判断のポイント

リフォームが向いている人

  • 間取りや建物の性能に不満がない
  • 水まわり設備の老朽化だけを改善したい
  • 費用と工期を抑えたい

リノベーションが向いている人

  • 間取りをライフスタイルに合わせて変更したい
  • 断熱・耐震など性能を上げたい
  • 中古物件を購入して、自分たちに合う住まいを作りたい

7.リフォーム・リノベを依頼してはいけない業者とは?

選んではダメな業者をイメージした画像

リフォーム・リノベーション会社と一口に言っても、すべての会社が同じ工事を得意としているわけではありません。

水まわり設備の取り替えを専門にしている会社もあれば、間取り変更やデザイン提案を得意とする会社、耐震・断熱など住宅性能の向上を得意としている会社もあります。

重要なのは、
「リフォームができる会社」=「どんな工事でも安心して任せられる会社」ではない
という点です。

業者の「得意分野」と「依頼したい工事内容」がズレてしまうと、施工トラブルや仕上がりへの不満につながるので注意が必要です。

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8.まとめ|違いを正しく理解して依頼しよう

「リフォーム」と「リノベーション」は、どちらも住まいを良くする工事ですが、目的・規模・費用・得られる価値が大きく異なります。

  • 原状回復なら「リフォーム」
  • 価値向上なら「リノベーション」

違いを正しく理解し、自分の暮らし・予算・将来設計に合った業者へ依頼することが、後悔しない住まいづくりへの第一歩です。

リフォーム後の笑顔の家族

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